中小企業のための

クラウドソーシング活用。

クラウドソーシングとは

インターネットを活用することで、世界中の企業と個人が直接つながり、仕事の受発注を行うことができるクラウドソーシング。ロゴやチラシの作成、キャッチコピーの考案、記事の執筆や翻訳、ホームページの作成やアプリ開発等の専門的な仕事から、テープ起こしや営業リスト作成等の事務に至るまで、様々な仕事をインターネット経由で外注することができ、コスト削減や人材不足といった悩みをもつ中小企業にとってメリットのある解決策になると期待されています。

従来の外注との違い

契約した1社、あるいは特定の数社が複数の提案をする従来の外注とは違い、クラウドソーシングでは、全国、全世界の個人ワーカーが空いて時間を利用して、多くの提案をしてくれます。クラウドソーシングは、コスト削減やイノベーションの創出に取り組む中小企業にとって、以下のような合理的なメリットがあります。

①コスト削減の観点

  • 早い
    • 最短15分で発注者と受注者とのマッチングが可能。
  • 安い
    • 従来の外注コストの2分の1以下でも対応が可能。
  • 質が高い
    • 質を確かめながら少額ずつ発注することが可能。

②イノベーション創出の観点

  • 人材不足の解消
    • 日本中、世界中のユーザーの空いている時間を活用できる。
  • 研究開発
    • 課題解決を日本中のスキルのある人と共働することが可能。
  • 企画
    • 「こんな商品が欲しい」を日本中のユーザーの声から集められる。
  • マーケティング
    • ユーザーの共感による拡散をすることが可能。

報酬の仕組み

クラウドソーシングでは、実際に成果が出た時に報酬が支払われます。事前に仮払いを行うことが多いので、支払いがされないといったトラブルが起こりにくくなっています。

  • 発注者は無料で仕事の依頼ができ、実際に仕事が行われた場合にだけ報酬を支払います。
  • 受注者も登録無料。原則、報酬が支払われた時に手数料が差し引かれます。
  • 業務を始める前に報酬を「仮払い」し、完了したら受注者に支払われるため、安全、安心に取引が行えます。

クラウドソーシングの基本的な流れ

クラウドソーシングサイトで仕事内容を入力して投稿すると、仕事が一覧で表示されます。受注者は一覧から自分で仕事を選び、やってみたい案件に応募します。発注者は応募してきた受注者の中から適切な人材や提案を選んで契約します。

人材調達の「第三の矢」

不動産やインターネットサーバーが、所有から借りる、従量課金と「必要なときに必要なだけ」使えるカタチに変遷してきたように、クラウドソーシングは、人材を社内に固定的に抱えず「必要なときに必要なだけ」活用したいという企業にとって、正社員、派遣社員に次ぐ人材調達の「第三の矢」となると言われています。